THE ROAD in Palais de Versailles

写真家・笠原秀信がヨーロッパ周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ
「THE ROAD」の第12弾フランス・ヴェルサイユ宮殿 編をお届けします。

第12弾はフランス・ヴェルサイユ宮殿編

ヴェルサイユ宮殿はパリの南西22kmにある1682年にルイ14世が50年もの歳月をかけて建造した宮殿で左右対称のバロック様式となっている。1979年に世界遺産として登録。ヴェルサイユ宮殿の最大の魅力は豪華絢爛な部屋鏡の回廊、王や王妃の広間、礼拝堂など全てに豪華な装飾がされており絶対王政最盛期の太陽王の権威と力の象徴が伝わります。

最初に目につくのは大きなルイ14世の騎馬像。


ルイ14世の騎馬像

黄金の門

バロック様式のファサードは400メートルもあります。

王室礼拝堂

ルイ16世とマリー・アントワネットの結婚式が行われた場所。上層は歴代国王や王族、下層は信者の場所となっている2階建ての礼拝堂。礼拝堂全体は、高い天井によって華麗な印象を受ける空間となっています。

王室礼拝堂1階

像が並ぶ回廊

 

ヘラクレスの間

ヘラクレスの天井に神格化を描いたこの部屋は主にこの広間は、音楽会や舞踏会、大使の接待などに使用されました。
他の部屋にも壁や天井などに沢山の絵画が飾られています。
ヴィーナスの間
ディアナの間
ディアナの間
マルスの間
アポロン間

アポロン間

鏡の間

最も絢爛豪華な場所と言われる[鏡の間]。17個のアーケードに天井からシャンデリアと357枚貼られた鏡が室内いたるところに敷き詰められ幻想的。華麗な空間は各国の王たちの憧れの的でした。長さは約75m、幅は約10m、高さは約12mもあります。マリー・アントワネットもここで頻繁に踊っていたそうです。


精巧を極めた24個のシャンデリアが輝いています。
「飾り大燭台」はルブランが手掛けたもので、全80体あります。

平和の間

温かみが感じられる作品が飾られています。

王妃の寝室

歴代の王妃が日常の大部分を過ごした場所で、寝室として使われていた一室。歴代王妃で最後に使ったのはマリー・アントワネット。そして、歴代の王子たちをここで公開出産したと言われているので、歴代王子のはじまりの場所といっても過言ではありません。


「王の寝台」
宮殿の中央に位置している。
太陽王ルイ14世は、寝室を自らの象徴である日の出に面するようにしたのだという。天蓋の上には、豪華な羽飾りがあります。
控えの間
閣議の間

庭園

[水なき地に水を引く]
セーヌ川に揚水装置を設置し、水道橋によって水のないヴェルサイユまで水を引くことに成功したそうです。

コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」

静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。

THE ROAD 掲載中の写真を下記HPにて販売開始を致しました。
http://www.pick-up-design.com