写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ
「THE ROAD」の第1弾・ヴェローナ編をオンラインにて開催。
ミラノとヴェネチアの中間に存在するその街並みは「ヴェローナ市街」として
ユネスコの世界遺産としても登録されている。
もはや知らざる者はいないほどに有名な台詞
「ああ、ロミオ……どうしてあなたはロミオなの?」
”ロミオとジュリエット” 発祥の地でもある、
まさに古き良きイタリアの街並みをただただ撮り続けた。
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曲がりくねった道のそのカーブに合わせるかのようにして建造物が立ち並ぶ。建築芸術という言葉がピタリ当てはまる歴史的建物も、人々で賑わうマーケットやレストランも、ただ整然と立ち並んでいるのではなく道の形状を生かしながら存在している。そう、まるで道が主役なんだと言わんばかりに。
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コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」
静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。